秋のいけばな|お寺でIKEBANAミニ花展2026秋 自由花

松野いけばな教室_202609_花展

遠江の国のゴールドマザー花使い「おまっち」です。

先日、秋のお彼岸にあわせて、近所の龍翔寺さんでミニ花展を開きました。
今回は、お寺でIKEBANAミニ花展の秋の美しい花達をいけた「自由花」をご紹介します。

1.お寺でIKEBANAミニ花展2026秋 自由花

池坊 松野いけばな教室 花展作品 自由花

池坊 松野いけばな教室では毎年、春と秋のお彼岸の頃に近所の龍翔寺さんでミニ花展を開いています。
今回は、「自由花」を展示しました。

池坊 松野いけばな教室 花展作品 自由花

秋のいけばなは、春や夏とは異なる、深まりゆく季節の趣を映し出します。
ススキやワレモコウ、リンドウ、キク、ケイトウ、紅葉した枝など、秋の花材には、鮮やかさだけではない落ち着いた美しさがあります。

池坊 松野いけばな教室 花展作品 自由花

葉の色が変わり、実が熟し、枝が少しずつ乾いていく姿には、生命の時間が刻まれています。
美しく咲き誇る姿だけでなく、散り際や朽ちゆく姿まで受け入れることが、秋のいけばなの大きな味わいです。

2.秋のいけばな 自由花①

池坊 松野いけばな教室 自由花

深く濃い緑の木苺の葉、ピンクのカーネーション、カスミ草を合わせた「自由花」です。
木苺の葉は、夏の名残を感じさせる力強い緑と、葉の美しい輪郭が魅力です。
その豊かな葉を大きく伸びやかに生かすことで、作品に安定感と自然な広がりが生まれます。

池坊 松野いけばな教室 自由花

ピンクのカーネーションは、秋の深まりの中に柔らかな温もりをもたらします。
丸みを帯びた花姿と優しい色合いが、濃緑の葉との間に穏やかな調和をつくり、作品に女性らしい華やかさを添えています。

池坊 松野いけばな教室 自由花

カスミ草は、細い茎と小さな花を軽やかに広げ、木苺の力強さとカーネーションの存在感をつなぐ役割を果たします。
一輪一輪を詰めすぎず、空間を大切にして配置することで、秋の澄んだ空気や野の風情を感じさせることができます。

2.秋のいけばな 自由花②

池坊 松野いけばな教室 自由花

クロトン、ヒペリカム、黄色のカーネーション、フトイを用いた「自由花」です。
色彩と線の異なる花材を組み合わせることで、秋の豊かな実りと、季節が深まっていく趣を表現しています。

池坊 松野いけばな教室 自由花

クロトンは、緑に黄色や赤褐色が混じる鮮やかな葉模様が特徴で、秋の紅葉を思わせる華やかさを作品にもたらします。
その大きな葉を面として生かし、フトイのすっと伸びる直線的な姿を添えることで、作品に動きと高さが生まれます。
柔らかな曲線と力強い線の対比が、自由花ならではのリズムをつくっています。

池坊 松野いけばな教室 自由花

黄色のカーネーションは、秋の日差しのような温かさを感じさせ、全体を明るくまとめる役割を果たしています。
そこにヒペリカムの小さな実を加えることで、秋の実りを感じさせる表情が生まれ、花と葉を自然につないでくれます。