藤田いけばな教室|藤の花をつかった自由花

2026_藤田いけばな教室4月分

遠江の国のゴールドマザー花使い「福桜」です。

近所の公園で藤の花が咲き始めました。

ここ最近の暖かさで、ほぼ満開ですね。
今年は例年に比べて花が咲くのが少し早いような気がします。
皆さんのところではいかがでしょうか。

さて今回は、池坊 藤田いけばな教室の生徒さん達が2026年4月のお稽古でいけた藤の花を使用した自由花をご紹介します。

今回使用した藤の花は、我が家のお庭のものを使用しました。
藤は、枝のしなやかさと房状に垂れ下がる花姿が特徴で、いけばなに取り入れると、空間に流れと余韻をつくり出します。
今回は、その柔らかな曲線を最大限に生かし、器から外へと伸びゆくような構成でまとめました。

美しい弧を描く枝を、藤特有の“風に揺れる姿”を想起させるように配置しています。
花房は長短をつけ、あえて揃えず自然のリズムを残すことで、庭で咲く藤の生命力を表現しました。

自由花で大切なのは、素材が持つ個性を尊重しながら、作者の感性をのびやかに反映させることです。
藤は「野性味」と「優雅さ」を併せ持合わせていて、一本一本に異なる表情があります。
その“個体差”こそが作品に深みを与え、自然と人の対話を感じさせます。