ノルディック・ウォークin熊(くんま) 水辺の里コースに初参加

熊ノルディック・ウォーク


今年こそは花が咲く!
グランドマザーにそう言われて早10年、いまだに見習い花使いの「はるさめ」です(笑)

コロナ禍と寒さで部屋に引きこもる生活が続き、運動不足、、、

すっかりたるんだ体をなんとかせねば~と思っていたら、浜松市天竜区で開催されているノルディック・ウォークのイベントチラシを見つけました。

これはちょうどいい!

早速、楽しいことが大好きな母を誘って参加してきました。
今回は、そのリポートです。

1.ノルディック・ウォークin熊(くんま)の紹介

【ノルディックウォーキング
フィンランド発祥の2本のポールを使って歩くエクササイズで、全身の90%の筋肉を使う。
年齢や状況に応じて運動の負荷をコントロールすることができて、手軽に始められる。

熊(くんま)のノルディック・ウォークについて、インターネットで調べてみました。

コースは、大きく分けて8本。
短~中距離を組み合わせた様々なコースがあるとのこと。

  • ヒラシロ遺跡コース 距離7.5km
  • 熊平コース 5.8km
  • 大地野コース 3.6km
  • 神沢荒澤不動コース 9km
  • 黒滝コース 3.6km
  • 大栗安棚田コース 8.5km
  • たきん沢コース 6.8km
  • 水辺の里コース 4.3km

そしてプランは、

  • ベースプラン ひとり1,000円
  • アウトドア・ランチプラン ひとり3,000円 (コース途中もしくは帰着後、地元野菜を使ったランチがつくプラン)

どのコースも保険と公認指導員のガイドつきポールも無料でレンタルできるようです。

その他、コースの詳細として高低差や特徴が書いてあります。

ただ、母の苦手な「階段の上り下り」や「休憩できる場所があるか」などの記載がなかったため、電話で確認してみることにしました。

分かったことは次のとおり。

  • どのコースも10-20分ぐらい歩いて休憩をとる。
  • 階段は、すべてのコースに必ずあるけれど、指導員が安全確認をしてくれる。
  • 途中でトイレ休憩がある。
  • 過去、子供から92歳の方まで参加されたことがある。

これなら大丈夫でしょうっ!
今回は、比較的平坦な「水辺の里コース 3.6km」を申し込むことにしました。

2.イベント体験

外気温は2℃、天気は快晴。
道の駅くんま水車の里を目指して、約1時間ちょっとのドライブです。

ノルディック・ウォーク参加者は、道の駅の駐車場内指定場所に車を停めることになっています。
駐車場の場所は、道の駅手前、左側にある小さな看板を目印に、川に沿った側道をちょっと入った先の広場。
見逃しても、ガイドさんが立っているので安心です。

受付は午前9時から、場所は緑の旗が目印です。

ここで、「参加費の支払い」と「ポールのレンタル」をします。
この建物の隣が待合室になっています。

受付を済ませたら、道の駅くんま水車の里まで少し歩いて、広場で他の参加者さんと合流です。

本日開催のコースは、
「ヒラシロ遺跡コース 7.5km」
「水辺の里コース 3.6km」


今回は冬の寒い時期のせいか、参加者さん10名+指導員さん4名でした。
参加者さん達の年代は、20-70代ぐらいの方かな~という感じです。

「水辺の里コース」の参加者は、私たちを含めて3名。

これはラッキー!
ほぼ貸し切り状態(笑)
 

皆で準備運動をしたあと、指導員さんがポールを使ったウォーキングをレクチャーしてくれます。

そして、いよいよ出発です!
私たちは水辺の里キャンプ場を目指して歩きます。

車道を少し歩くと、浜松地域遺産の「熊市場の時計台台座(大正後期)」がお出迎え。
台座だけが大正時代のモノなんだそうです。

水辺の里看板と時計台台座

この時計台台座の左にある側道を少し歩くと、景色がガラッと変わり、光がところどころさす林道の中に入ります。
ここまでの道のりは、平坦です。

林道と阿多古川

林道の中は、川の音が常に聴こえ、なんともいい気分。

平成の名水百選にも選ばれた阿多古川は、透明度抜群!
礫岩に囲まれた川は、どこを見ても絵になる美しさです。

途中、軽い休憩を挟みながら、水辺の里キャンプ場に到着。

水辺の里キャンプ場

3月から11月は、このキャンプ場トイレ(茶色の建物)が、トイレ休憩場所とのことです。
今回はキャンプ場の閉鎖時期とのことで、トイレは使用できませんでした。

ここには、六所神社(右上の赤い屋根)もあります。

それにしても今日は、本当にいい天気。
水分補給をして、また出発です!

ここから、キャンプ場の遊歩道を歩きます。

平坦で、車も来ないから安心です。
母の足取りもまだまだ軽いです(笑)

水辺の里キャンプ場の遊歩道

歩いていると、ふだん気がつかない植物が目に留まります。
そんな植物についても、指導員さんが面白く説明してくれます。

下の写真は、皆さんよくご存じの正月飾りに使われるシダ植物のウラジロ(裏白)
真ん中の丸い茶色いところが、今年でてきた赤ちゃん葉っぱです。
くるっとしていてかわいい~!

ウラジロとマンネンスギ

上の写真もシダ植物の仲間、マンネンスギ
こちらは、ふわっふわなので、見つけたらぜひさわってみてくださいね。

少し山道を下って、川のそばまで来ました。
近くで見ても水が透き通っていて、とっても綺麗です!

阿多古川

ここまで、下り・上りの階段がありました。
「ポールで両方ついてから、一段ずつ登るといいですよ~」と指導員さんが声をかけてくれます。

遊歩道 階段

遊歩道を抜けたあとは、桜の名所「熊平家」へ向かいます。
ここから少しゆるやかな登りが続きます。

熊平家

ここが桜の名所
残念ながら今は枝のみですが、あと1ヶ月もすれば見事な桜がみられるとのこと。
手前は、香の花です。

熊平家 休憩

熊平家を通り過ぎると、ちょっときつめの上り坂が続きます。
がんばれ、がんばれ~と、皆で応援しあいながらせっせと歩きます。

しばし休憩~。
座れる場所があって良かったです(笑)

坂を無事に上り終えてちょっと下ったところに、庚申(こうじん)さまがいらっしゃいました。

庚申様

指導員さんの詳しい話を聞いていると、
「昔、庚申さまをまつる集まりが家であったわ~」と母。
幼い頃の記憶が蘇ったようです(笑)

くだり道

下り坂は、みな軽快な足取り。
このあとは元きた道に戻ります。

ここで周囲に注目!
「道端アートコーナー」のはじまりです。
近所にお住まいの方が作られたアートが、随所に飾られています。
ほんの一例をご紹介。

道端アート作品

ちょっと怖い?!(笑)
うっかり見逃さないよう、キョロキョロ。

アートコーナーを抜けると、また林道に戻ります。
川の音が聴こえて、癒されます。

阿多古川

「森林浴には、殺菌や癒しといったフィトンチッド効果があるから、身体にいいんですよ~」と指導員さんが教えてくれました。

下の写真は、今回の道中で見つけた唯一のお花「ヒメリュウキンカ」です。
熊(くんま)の春は、これからのようです。
お猿さんの食べた残骸(?)、栗の抜け殻も落ちてました~!

ヒメリュウキンカと栗

林道を抜けて、時計台台座に戻ってきました。
道の駅くんまの里を目指して、あと一息です。

くんま 水車の里

無事到着!
最後に、広場で身体を整える体操をして、終了です。

お疲れさまでした~!!!

梅ジュースと五平餅

受付場所にポールを返却しにいくと、笑顔の係員さんが梅ジュースをご馳走してくれました!
んんん~っ、美味しい!

アンケートを書いて、スタンプカードと「春のノルディック・ウォークin熊(くんま)」のチラシを頂きました。
スタンプは10個たまると、プレゼントをいただけるそうです。

その後は売店へ、、、
母、五平餅の誘惑に勝てず~(笑)

3.感想

今回は、お天気に恵まれ、一緒に歩いてくれた参加者さんや指導員さん達の人柄に恵まれて、本当に楽しいウォーキングができました。
皆さんに感謝、感謝です!

もう少し暖かくなったら、桜も咲いて見事な景色がみられると思います。
またチャレンジする予定です!

指導員さんに聞いたところによると、私たちが参加した水辺の里コース以外は、全体的にコース初めは上り坂とのこと。
途中、お茶休憩と少し体験をしてもらうようなところに立ち寄るそうです。
それも楽しそうですよね!

3月からは「春のノルディック・ウォークin熊(くんま)」のイベントが始まるようです。
どのコースでも、桜を見ることが出来るそうですので、皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。

宇丸不動院

最後に、道の駅くんま水車の里の裏手にある「宇丸(あざまる)不動院」さんをご紹介します。

指導員さんによると「失ったものが戻ってくる」ご利益があるそうです!
しかもお賽銭は、失ったものが見つかった後でいいとか、、、
なんと懐の大きい神様でしょう~!(笑)


皆さんも、熊(くんま)に行ったら、忘れずに参拝してくださいね。
それではまた。