遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。
松野先生より、吉報とお稽古作品の写真が届きました。
今回は、松野いけばな教室から「生徒さんが取得したお免許状、春の桔梗の一種生けのお稽古の様子、初夏のいけばな作品」をお届けします。
1.祝!お免許状取得しました!
生徒さんが、師範科「華掌」のお免許状を取得されました~!
おめでとうございま~すっ!
素晴らしいですね。
池坊のいけばなでは、お稽古を続けると「免許状」を取得することが出来ます。
免許状は、初伝、中伝、皆伝、華掌、脇教授三級、准教授、正教授、そして最高職として、准華督、華督、副総華督、総華督と続きます。
それぞれ上がる過程で、伝書(池坊に代々伝わる秘伝や奥義を記した書物)が手渡され、いけられる型の種類や使用できる道具が増えていきます。
いけばなの世界は奥が深く、上位になるに従って、技術を習得するだけでなく、精神面の修養も重視されます。
さすが華道!
「道」という字がつくだけのことはありますね。
2.春のお稽古~生花 桔梗の一種生け
「生花 桔梗(キキョウ)の一種生け」
5月のお稽古の様子です。
生花は、型を覚えないといけない分、自由花より難易度が少し上がります。
生花を綺麗にいけられるようになると、草木の個性がより引き立ち、とても素敵な作品が出来ますよ。
3.初夏のお稽古作品~自由花と生花 杜若の一種生け
「自由花」です。
花材は、
ナルコラン、カーネーション、紅ヒマ、エリンジウム
どちらの作品も、大変美しい素敵な作品ですね。
自由花の魅力は、いける方によって様々な作品が生まれることでしょうか。
作り手の創意工夫が感じられ、「いけばな」が現代風のお部屋にもあうことが分かっていただけると思います。
「生花 杜若(カキツバタ)の一種生け」です。
大変、美しい作品ですね!
生花は、「出生の美」を表現するいけ方です。
このような素敵な作品がつくれるようになると、生花がもつ型の良さが分かっていただけると思います。
いかがでしたでしょうか。
今回は、お免許状について簡単なご説明と、松野いけばな教室の桔梗一種生けの稽古の様子、初夏の自由花・杜若一種生けの作品をご紹介しました。
松野いけばな教室の皆さん、ありがとうございました。
次回も楽しみにしていま~す!