昼間の陽射しは暑く眩しいものの、夕方になると少し気温が下がり、秋を感じる季節となってきましたね。
遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。
松野先生より、8月のお稽古作品写真が届きました。
今回は、「松野いけばな教室の夏の色彩鮮やかな8月のお稽古作品」をお届けします。
1.夏のいけばな作品 自由花①
「自由花①」です。
花材は、
紅アオイ、リンドウ、ガーベラ、岩ツツジ
上に向けて伸びやかに紅アオイをいけた素敵な作品です。
紅アオイは、枝も実も鮮やかな赤紫色の花材です。
ハイビスカスの仲間で、実はハイビスカスティーに使われています。
花持ちがよいので、いけばなではよく使われる花材です。
同じ花材を使っていますが、こちらは少し趣が違い美しいガラスの花器にいけられた作品です。
緑の岩ツツジの葉に赤いお花がちょこっと顔をだしていて、可愛らしさも感じられる作品ですね。
こちらは、水盤の花器を使用した華掌を取得された生徒さんの作品です。
花材をそのまま生かし、伸びやかな形に生けられていますね。
自然と真ん中のガーベラに視線がいきます。
2.夏のいけばな作品 自由花②
「自由花②」です。
花材は、
ハラン、エリンジウム、バラ、アスター
洋風のお部屋に似合いそうな、素敵な作品ですね。
白いアスターがバラを引き立てています。
自由花①作品でも、同じ花器を使ったお花を生けられていますが、雰囲気がまるで違いますね。
こちらも自由花①で使用した同じ花器をつかっていけられた作品です。
エリンジウムはトゲトゲしているのでシャープな印象を与える花材ですが、ハランの葉を丸くとめることで、少し柔らかい印象を与える素敵な作品に仕上がっていますね。
同じ花材をつかっていますが、こちらはハランの葉先をくるくるっと巻いて動きを出しています。
面白いですね!
作り手の創意を感じられる美しい作品です。
3.秋のいけばなについて
松野先生の作品、「魚道生け」です。
魚道生けは、通常挿し口を1株にするところを2株にすることで、株と株の間を魚が通り抜ける道をつくった伝統ある生け方です。
涼しさを感じられる、美しい作品ですね。
季節はこれから秋に向かいます。
紅葉している趣のある花材や実のついた花材がたくさん出てきますよ。
楽しみにしていてくださいね。
松野いけばな教室では、手ぶらで「いけばな体験」ができます。
興味がある方は、気軽にぜひ挑戦してみてくださいね。
松野先生、生徒の皆さん、今月も素敵な作品をありがとうございました。
また来月も楽しみにしていま~す!