いけばな田名網|2022年7月ー夏のお花は迫力満点!いけばな作品

2022いけばな田名網7月お稽古作品

遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。

田名網先生より、生徒さん達のお稽古作品の写真がたくさん届きました。

今回は、はるさめが厳選した「生命の力強さと繊細さを感じる夏のいけばな四作品」をお届けします。

1.夏のお稽古作品 生花正風体 魚道生け

いけばな田名網 7月お稽古作品 生花正風体 魚道生け

「生花正風体 魚道生け」です。

花材は、
雌株河骨、雄株杜若

通常、挿し口を1株にするところを2株にすることで、株と株の間を魚が通り抜ける道をつくった伝統ある生け方です。

大変美しい作品ですね。
魚が楽しそうに泳いでいる姿を自然と想像できます。

昔の方も「涼」を求めていけられたのでしょうか。
大切に長く受け継がれる伝統的ないけ方は、親しまれる理由があります。

夏の暑さを和らげてくれる素敵な作品です。

2.夏のお稽古作品 生花新風体

いけばな田名網 7月お稽古作品 生花新風体

「生花新風体」です。

花材は、
カークリコ、蒲、ベルテッセン

草木のしなやかな様をいけた、大変美しい作品です。

緑の葉の「カークリコ」は自由花でもよく使われます。
紫のお花、ベルテッセンは、華奢で可愛らしい!
作品全体に、品の良さを感じさせますね。

こんなお花をサラッといけられたら、格好いいですねぇ~!

3.夏のお稽古作品 立花正風体 水物一色

いけばな田名網 7月お稽古作品 立花正風体 水物一色

「立花正風体 水物一色」です。

花材は、
蓮の開き葉、蓮の巻き葉、杜若、河骨

生命の力強さを感じる、大変迫力のある作品です。

田名網先生
田名網先生

池坊の蓮の生け花は「伝花」※とされてます。
蓮だけの立花は「一色の立花」と言います。

一瓶の中に過去、現在、未来と蓮だけで表現していくのです。
人間と同じですね。

それを蓮で表現しています。

蓮の花、開葉,巻き葉、鐘木葉、蓮の実,朽ち葉と入れて生けます。

一年に、わずかしか生けるチャンスがありません。

伝花とは…

池坊家に代々伝わる特殊ないけ方で、先師たちが長年にわたって創作しました。
伝書に簡潔にまとめられ、後世へ大切に受け継がれています。

前置きの黄色い花「河骨(こうほね)」は、池や沼に生息する抽水植物です。
夏の季語ですので、俳句などで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

伝花は、普段のお稽古ではなかなか拝見できないので、貴重ですね。

4.夏のお稽古作品 自由花

いけばな田名網 7月お稽古作品 自由花

「自由花」です。

花材は、
ドラセナ、向日葵、ワレモコウ、デンドロン

黄色の花器に緑の葉「ドラセナ」をうまく組み合わせ、ヒマワリと相まって夏らしい作品です。
葉っぱの形に、つくり手の創意を感じられますね。

デンドロンは南アフリカ原産の常緑低木、花もちの良さからお花をいける方に好まれています。

はるさめ
はるさめ

いかがでしたでしょうか?

厳選した四作品以外の7月のお稽古作品は、いけばな田名網HPでご覧いただけます。
素敵な作品が揃っていますので、ぜひご覧くださいね。

いけばな田名網の生徒の皆さん、素敵な作品をありがとうございました。
また来月も楽しみにしていま~す!