「静岡県磐田市青城交流センターの生け花教室について知りたい」
「磐田市内のいけばな教室を探している」
この記事はそんな方へ向けて書いています。

今回紹介するのは、さわやか豊田町店の近くにあるいけばな教室です。
立地が良いから、通いやすそうですね。

そうなのよ。
お花の好きな皆さんで、楽しくやっている教室よ。

今日は楽しみです。
片岡先生、どうぞよろしくお願いしま~すっ!
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1.教室概要
磐田市青城交流センター 生け花教室
講師名 片岡佳子
住所 | 磐田市立野156 (さわやか豊田町店の近辺) |
お稽古日 | 月2回 土曜日 10:00-12:00 |
レッスン費用 | 1,700円/回(花材費別途) 花材費等 1,300円程度 |
その他 | 駐車場 42台有 教室体験レッスン、随時受付中です。 【磐田市青城交流センター】 電話 0538-35-9311 FAX 0538-35-3425 |
2.教室の特徴

磐田教室の皆さんは、現在4名。
お花が好きで、いけることを長く楽しまれている方たちです。
教室の発端は、農協の隣で開催されていた「いけばな教室」。
若い頃にちょっとやったことがあるし、ふだんお家でいけて楽しんでいるいけばなを、もう少し習ってみようかな~と軽い気持ちで始められた方が多いそうです。
片岡先生は、この教室の二代目の先生になります。
お稽古は月2回、自由花と生花を交互にレッスンしています。
(初心者の方の場合は、自由花を主にやるそうです)
こちらの教室では、花器は各個人持ち込み。
この教室内には、水道の蛇口があるため、この中で準備をすることができます。

取材にお伺いした日は、三種いけ(レンギョウ、雪柳、白菊)でした。
和やかな雰囲気の中、お稽古スタートです。
早速、皆さん、真をどれにするか悩み中~。
「レンギョウが綺麗ね~」
「赤い小菊が良かったんだけど、花屋さんが白のほうが綺麗っていうから~」
花材の美しさに目を輝かせ、皆さん楽しそうです。
「今日は、ためがききにくい花材だから、ちょっと難しいんだけど~」
と片岡先生はおっしゃいながら、お一人お一人の生徒さんの横に立って、花材の選定をお手伝いしていきます。
「自由花は、お家でもいけると思うけれど、生花はなかなかやらないから、どうしてもつきっきりになっちゃうの」
とおっしゃいながら、常に生徒さんの進捗状況を確認され、きめ細やかなフォローをされます。
「三種いけは、遊びがたくさんできるから、面白いのよ~」
片岡先生は専門的なことを少し混ぜて説明しながら、皆さんに声をかけていきます。
「磐田教室は他のお稽古ごとの展示物が沢山飾ってあるから、毎回それを見るのも楽しいわね」
と展示物に目をやる片岡先生。
上手に作られた作品が、掲示板や棚に所狭しと飾ってあり、教室内はとても賑やかです。

「先生、この副はこれ?このぐらい?」
「そうそう、それ。水際から指3本ぐらいから握りこぶし1つ分ぐらいね~」
生徒さんたちは、疑問を持ったらすぐに先生へ質問していき、片岡先生は丸いテーブルを何度もいったりきたりしながら、丁寧に説明し、実際にやってみせてくださいます。

最後に出来上がった作品を、片岡先生が手直ししていきます。
「生花は、水際を綺麗にしたほうがいいのね~」
とおっしゃいながら、下のお花を見て、
「う~ん、綺麗に咲いてるから、切っちゃうのがもったいないんだけど~、、、」
と鋏を手に、お花好きならではの悩みを生徒さんと噛みしめながら整えていきます。
ためにくい花材でも、片岡先生の手にかかると、どんどん形つくられるのが不思議~!
「先生の手を借りないと、全然ダメなのよ~」
と生徒さんは謙遜しながら、手直しされる片岡先生の手さばきを熱心に見つめていました。

「ここは気軽に質問できる環境ね。人数が少ないならではの良さなのよ~」
片岡先生は始終にこやかに、軽やかにレッスンされていました。
磐田教室の皆さんは、とにかく和やかで、お稽古にとても熱心です。
花展への出瓶は遠慮されているそうですが、片岡先生は「皆さんの腕前は確かなのよ~」とおっしゃいます。
ちょっとシャイなお花好きさんが集まる素敵なお教室のようです。
気になった方は、見学もできるそうですので、お気軽にお問い合わせくださいね。
3.講師紹介と講師作品

片岡先生のプロフィール
静岡県生まれ
静岡県浜松市遠陽支部副支部長
池坊中央研修学院在籍
中日いけばな芸術展実行委員

片岡先生が、いけばなを始めたきっかけはなんですか?

お友達がやっててね、ちょうどお茶かお花でもやろうかな~と思っていたから、「じゃあ私もやろうかな」っていう軽い気持ちよ。
お友達につられて、お花を始めた片岡先生。
家にはお母さまが飾られたお花があったから、お花は好きだったけれど、それぐらいで特別な感情はなかったとおっしゃいます。
それどころか、最初の頃は「全然熱心にお稽古していなかった」とのこと。
「いけばなを始めた頃は仕事が忙しくて、仕事終わりのお稽古は疲れちゃってるから、いつもササッとやるっていう感じ。
お稽古の後、師匠の田名網先生と夕飯を食べに(飲みに)行くのが楽しみで通ってたようなものだったのよ~」
そんな片岡先生が、いけばな講師を目指すようになった理由を尋ねると、周囲の環境のせいだとおっしゃいます。
師匠から頼まれた浜松遠陽支部青年部の役員をやるうちに、いつの間にか「お花を極めないといけないかな~」という気持ちが芽生えたそうです。
その当時、子育て真っ最中の片岡先生。
「いけばなの勉強をする為に、京都の池坊中央研修学院へいく」
そんなことができるのか、、、
心配と迷いが横切った片岡先生の背中を押したのは、ご主人の言葉でした。
「やりたいことがあるならやればいい」
この言葉で決心がついた片岡先生は、ご主人の理解と子供たちの応援を受けて、8年かけて定期的に京都の池坊中央研修学院へ通い、いけばなの技術を習得研磨していきます。
「今でもね、いけばなをやらせてくれた主人には、すご~く感謝しているよ。
ああ言ってもらえて嬉しかったの」
と、片岡先生は微笑みながらおっしゃいます。
「京都の池坊中央研修学院に通うと、なにが違ってくるのですか?」と伺うと、
「普段のお稽古に身が入るのよ。京都で恥ずかしい思いをしないために、熱心にお稽古するようになるのよ~」
と片岡先生。
ここで、片岡先生の作品をご紹介しますね!



素敵な作品ばかりですね!
いけばなの何がそんなに先生を夢中にさせているのかを尋ねると、
「思いが形になる」
「綺麗にいけられたときの達成感」
とのこと。
そして「作品が形としていつまでも残らない」という、生花をつかう「いけばな」ならではの特性をあげられます。
「創作の生みの苦しみも、出来上がったときの達成感も、形がないからこそ心に残って、みんな良い思い出になる」
今でも技術習得を欠かさず、師匠のお稽古に通う片岡先生。
高い志を持った片岡先生の活躍は、これからまだまだ続きます。
4.講師からのメッセージ
「お家にお花を飾りたい」という気軽な気持ちで、いけばなを始めてみませんか。
もちろん、教室ではおしゃべりも賑やかですよ~。
年齢、性別は問いません。
気軽に遊びに来てくださいネ。

片岡先生は、いつもにこやか。
高い技術もさることながら、丁寧に教えてくれる優しい先生です。
いけばな教室体験レッスン、随時受付中です。
詳細はお問い合わせフォームより、題名に「磐田教室」とご記入の上、ご連絡くださいね。
突然の訪問でしたが、磐田教室の皆さんは快く取材に応じてくださいました。
片岡先生、磐田教室の皆さん、ありがとうございました~!
