遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。
片岡先生より、磐田市青城交流センター生け花教室の11月のお稽古作品写真が届きました。
今回は、「磐田市青城交流センター生け花教室の終秋の自由花、生花(二種生け)お稽古作品」と片岡先生の「水仙一種生け、立て花」をご紹介します。
1.11月のお稽古作品 自由花
![磐田市青城交流センター生け花教室 2022年11月のお稽古作品 自由花](https://yorozu-ikebana.com/wp-content/uploads/2022/11/1.jpg)
「自由花」です。
花材は、
ツルウメモドキ、小菊、ケイトウ、マサキ
秋の花材でよく使われる「ツルウメモドキ」を伸びやかに使われた素敵な作品です。
この季節の「ツルウメモドキ」は黄色の実がついています。
この実が熟すと三つに割けて、中からオレンジ色の実が顔を出します。
その姿が彩りよく可愛らしいので、アレンジやリース等でもよく使われる人気の花材です。
![磐田市青城交流センター生け花教室 2022年11月のお稽古作品 自由花](https://yorozu-ikebana.com/wp-content/uploads/2022/11/4.jpg)
同じ花材を使った「ケイトウ」の美しさが引き立つ作品です。
「ケイトウ」は、古くから親しまれています。
花の姿がニワトリのトサカに似ていることから、「鶏頭」と呼ばれています。
色も大変鮮やかで、黄色、オレンジ、赤、ピンク等、公園にもよく植えられる身近なお花です。
2.11月のお稽古作品 生花 二種生け
![磐田市青城交流センター生け花教室 2022年11月のお稽古作品 生花二種生け](https://yorozu-ikebana.com/wp-content/uploads/2022/11/3-2.jpg)
「生花 二種生け」です。
花材は、
小豆柳、小菊
生花は使用できる花材は、最大3種類までと決まっています。
草木の個性を生かして、その姿を表現します。
![磐田市青城交流センター生け花教室 2022年11月のお稽古作品 生花二種生け](https://yorozu-ikebana.com/wp-content/uploads/2022/11/2-1.jpg)
シンプルないけ方なだけに、綺麗にいけられると作品の美しさが際立ちます。
小豆柳を伸びやかに優雅にいけられていて、立ち姿が綺麗ですね。
3.片岡先生の作品 生花 水仙一種生け
![磐田市青城交流センター生け花教室 片岡先生の作品 生花 水仙一種生け](https://yorozu-ikebana.com/wp-content/uploads/2022/11/13.png)
片岡先生の作品、「生花 水仙の一種生け」です。
大変美しい作品ですね。
水際が1本に見えるところも生花の特徴です。
水仙は他の花材と違って、ハカマを使って生けます。
これがなかなか難しい~、、、
初めて水仙の生花をいけられるときは、ちょっと戸惑うかもしれませんね。
片岡先生の作品のようにピシッと決まると、水仙の生花は大変美しく仕上がります。
4.片岡先生の作品 立て花
![磐田市青城交流センター生け花教室 片岡先生の作品 立て花](https://yorozu-ikebana.com/wp-content/uploads/2022/11/14.jpg)
片岡先生の作品、「立て花」です。
花材は、
マツムシソウ、水仙の葉、糸菊、ツルウメモドキ、ハイビスカス、ニンジンボク、ゆりの実、ブルースター、マンジェリコン
華やかで大変美しい作品です。
室町時代、いけばなの多くは「立て花」と呼ばれていました。
「お花をいける」ではなく「お花を立てる」と言っていたそうです。
「立て花」は、中央に立つ本木の枝と下草から構成されます。
美しい作品が思うようにいけられるようになってくると、いけばなはどんどん楽しくなってきます~!
![はるさめ](https://yorozu-ikebana.com/wp-content/uploads/2022/03/harusame2.png)
片岡先生、磐田市青城交流センター生け花教室の皆さん、今月も素敵な作品をありがとうございます。
来月も楽しみにしていま~す!