遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。
片岡先生より、磐田市青城交流センター生け花教室の11月のお稽古作品写真が届きました。
今回は、「磐田市青城交流センター生け花教室の終秋の自由花、生花(二種生け)お稽古作品」と片岡先生の「水仙一種生け、立て花」をご紹介します。
1.11月のお稽古作品 自由花
「自由花」です。
花材は、
ツルウメモドキ、小菊、ケイトウ、マサキ
秋の花材でよく使われる「ツルウメモドキ」を伸びやかに使われた素敵な作品です。
この季節の「ツルウメモドキ」は黄色の実がついています。
この実が熟すと三つに割けて、中からオレンジ色の実が顔を出します。
その姿が彩りよく可愛らしいので、アレンジやリース等でもよく使われる人気の花材です。
同じ花材を使った「ケイトウ」の美しさが引き立つ作品です。
「ケイトウ」は、古くから親しまれています。
花の姿がニワトリのトサカに似ていることから、「鶏頭」と呼ばれています。
色も大変鮮やかで、黄色、オレンジ、赤、ピンク等、公園にもよく植えられる身近なお花です。
2.11月のお稽古作品 生花 二種生け
「生花 二種生け」です。
花材は、
小豆柳、小菊
生花は使用できる花材は、最大3種類までと決まっています。
草木の個性を生かして、その姿を表現します。
シンプルないけ方なだけに、綺麗にいけられると作品の美しさが際立ちます。
小豆柳を伸びやかに優雅にいけられていて、立ち姿が綺麗ですね。
3.片岡先生の作品 生花 水仙一種生け
片岡先生の作品、「生花 水仙の一種生け」です。
大変美しい作品ですね。
水際が1本に見えるところも生花の特徴です。
水仙は他の花材と違って、ハカマを使って生けます。
これがなかなか難しい~、、、
初めて水仙の生花をいけられるときは、ちょっと戸惑うかもしれませんね。
片岡先生の作品のようにピシッと決まると、水仙の生花は大変美しく仕上がります。
4.片岡先生の作品 立て花
片岡先生の作品、「立て花」です。
花材は、
マツムシソウ、水仙の葉、糸菊、ツルウメモドキ、ハイビスカス、ニンジンボク、ゆりの実、ブルースター、マンジェリコン
華やかで大変美しい作品です。
室町時代、いけばなの多くは「立て花」と呼ばれていました。
「お花をいける」ではなく「お花を立てる」と言っていたそうです。
「立て花」は、中央に立つ本木の枝と下草から構成されます。
美しい作品が思うようにいけられるようになってくると、いけばなはどんどん楽しくなってきます~!
片岡先生、磐田市青城交流センター生け花教室の皆さん、今月も素敵な作品をありがとうございます。
来月も楽しみにしていま~す!