遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。
先日、片岡先生からいけばな教室のお稽古作品写真が届きました。
今回は、アイミティ浜松いけばな(池坊)の「個性あふれる初夏のお稽古作品」をお届けします。
1.初夏のお稽古作品 生花 三種生け① 自由花①
「生花 三種生け①」です。
花材は、
フトイ、アレカヤシ、トルコキキョウ
アレカヤシは、マダガスカル原産の観葉植物です。
葉っぱの形が南国をイメージさせるので、アレカヤシがあると一気に夏らしい作品となりますね。
淡いピンクのトルコキキョウがアレカヤシの緑に映えて、可愛らしい美しい作品です。
三種生けは、花器の高さとと花材のバランスが大事。
うまく生けられると、生花の良さがより一層引き立って、美しい作品に仕上がります。
「生花 三種生け①(写真左)」と「自由花①(写真右)」です。
自由花①の花材は、
フトイ、カラー、アジサイ、セローム
大きな切れ込みの入った緑の葉が美しいセローム。
このセロームも、南国をイメージさせますね。
スクッと伸びやかに立つフトイとガクアジサイの可憐さに、ピンクカラーの可愛らしさが加わった素敵な作品です。
ちなみにガクアジサイは、普通のアジサイより日当たりの良いところに植えてあげると、花付きがよくなるそうですよ。
2.初夏のお稽古作品 自由花②③
「自由花②」です。
花材は、
ギガンジューム、バラ、マリンブルー、ゴッドセフィアナ
ギガンジュームは、別名「花葱」、葱の香りがします。
小さい紫の花が丸く集まった形状をしたお花です。
作品はいずれも水盤の花器を使用し、涼やかさを演出しています。
真ん中の写真は、片岡先生の作品です。
「自由花②(写真左)」と「自由花③(写真右)」です。
自由花③の花材は、
アリアムリーキ、バラ、ウイキョウ、クロトン
アリアムリーキは、茎の曲がりが独特で、個性的な作品をつくることができる花材です。
小さな黄色い花ウイキョウの可愛らしさが、白い花器に映えていますね。
3.初夏のお稽古作品 生花新風体①②③
「生花新風体①(写真左)、②(真ん中)、③(写真右)」です。
花材は、
①シマガマ、シャクヤク、クルクマ
②キンシバイ、シマガマ、シャクヤク
③キンシバイ、シマガマ、マツムシソウ
高貴なお花、シャクヤクを使用した生花新風体は、お花が咲いたら更に見ごたえのある作品になる事でしょうね。
マツムシソウ等の細い茎の花材をいける時は、草物の剣山を使用します。
写真右は、片岡先生の作品です。
4.初夏のお稽古作品 自由花④
「自由花④」です。
花材は、
フトイ、ガーベラ、木苺、ブプレリウム
自由花は、同じ花材を使用していても、作り手の個性で様々な作品が出来上がります。
他の方の作品を拝見すると、こんな表現の仕方もあるのか~と勉強になりますね。
どちらの作品も、花器の形を生かしていますね。
ガーベラもちょっと変わってて素敵な作品です。
5.初夏のお稽古作品 自由花⑤ 生花 三種生け②
「自由花⑤(写真左)、生花 三種生け②(写真右)」です。
花材は、
自由花 ニユーサイラン、カーネーション、ヒペリカム、カスピア
三種生け オクラレルカ、チンシバイ、トルコキキョウ
自由花は、ニューサイランをくるっと丸くまとめて、面白い形にさせていますね。
作り手の創意が感じられる作品です。
三種生けは、チンシバイが後ろから顔をのぞかせて、夏らしい美しい作品です。
6.初夏のお稽古作品 生花 三種生け③
「生花 三種生け③」です。
花材は、
ヒメガマ、チンシバイ、トルコキキョウ
ヒメガマは、抽水植物です。
水盤を使用しているため、水面からヒメガマが生えている様を垣間見ることができる作品です。
いかがでしたでしょうか。
今回は、初夏のいけばなお稽古作品をお届けしました。
アイミティ浜松いけばな教室の皆さん、素敵な作品をありがとうございました。
また次回も楽しみにしています~!