遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。
今回は、「浜松遠鉄百貨店にて開催された第40回中日いけばな芸術展の様子(後半)」をご紹介します。
沢山の方が足を運んでくださって、お花のアートを楽しまれましたよ~!
前半の様子は、下記のブログでどうぞ。
1.中日いけばな芸術展について
中日いけばな芸術展は、遠州地域の華道の発展や流派間の交流を目的に、昭和57年から開催されるようになった花展です。
今年(2023年6月)は、13流派388名の花使いが出瓶されました。
今回参加された流派は、下記の通りです。※順不同
- 池坊
- 小原流
- 草月流
- 日本生花司松月堂古流
- 龍生派
- 花芸安達流
- 華道瑩心流
- 松風花道会
- 華道松濤流
- 嵯峨御流
- 華千里
- 京古流
- 東山源氏千家古流千月会
今年は節目の40回目の年になります。
お花を愛するたくさんの方達に支えられ、いけばなを志す方達の発表の場として、長きにわたって大切に開催されてきました。
静岡県西部で開催される花展としては最大級、様々な流派が集まる見ごたえのある展示となっています。
2.第40回中日いけばな芸術展 二次展&後期展の様子
浜松遠鉄百貨店本館8階にある催会場へいってきました~!
花展では作品に生花を使用している為、2-3日で作品が入れ替わります。
- A席 前期展6/7-6/9、後期展6/10-6/12
- B・C・掛け花席 一次展6/7-6/8、二次展6/9-6/10、三次展6/11-6/12
今回は、A席=後期展、B・C・掛け花席=二次展へ出掛けてきました。
土曜日とあって、会場は家族連れやお友達と一緒に来られている方が沢山いらっしゃいました。
もちろん、おひとりでじっくり鑑賞される方や熱心に写真を撮っている方もいらっしゃいましたよ~。
花展では、男性の姿も沢山見かけました。
小学生ぐらいのお子様の姿もありました~!
今年は、赤や黄色等の原色を使った作品が目を引きました。
6月ならではの美しい紫陽花(アジサイ)や向日葵(ヒマワリ)を使った作品も多かったです~。
花展にいくと、「こんなお花もあるのね~」というような可愛いらしいお花に出会えます。
作品の近くに花材名を書いた紙がありますので、それを見るとお花の名前が分かりますよ~。
3.私たちも出瓶しています!
今回の花展には、私たち遠江の国の花使いも出瓶しています!
A席=後期展、B・C・掛け花席=二次展、三次展へ出瓶された作品をご紹介します。
今年もため息が出るほど素敵な作品ばかりでした~!
花使いの皆さま、ありがとうございました&お疲れ様でした~!
4.いけばなに興味を持たれた方へ
花展会場の最後に4つのいけばな流派のパンフレットがありましたので、ご紹介します。
日本生花司 松月堂古流
松月堂古流は、江戸時代中頃に生まれたいけばなの流派。
植物本来の姿をより美しく表現することに重きをおく。
和やかな活動や楽しい催し等を数多く開催している。
いけばな小原流
19世紀末、盛花(もりばな)という新形式を考案して始まった流派。
その時代の生活様式にふさわしいいけばながいけられる。
公益社団法人 松風花道会
松風花道会の「いけばな」は自分と向き合うこと。
創流100年の伝統と現代花の造形。
お花を通して個性と創造性を表現する。
華道家元 池坊
命を見つめる、命を生かす。
いけばな発祥の地、六角堂。
室町時代より受け継がれた伝統と現代様式にあわせたいけばなを楽しめる。
いけばなは、何歳から始めても上達を感じることができる習い事です。
私たち遠江の国の花使いたちの教室でも「池坊のいけばな」を体験できますよ~。
興味を持たれましたら、皆さまもぜひ「いけばな」にチャレンジしてみてくださいね。