遠江の国の見習い花使い「はるさめ」です。
田名網先生より、8月のお稽古作品写真が届きました。
今回は、「いけばな田名網の8月のお稽古作品、杜若の三本生け、三種生け、自由花、立花新風体の代表作4作品」をお届けします。
1.夏のいけばな作品 杜若の三本生け
「杜若(かきつばた)、三本生け」です。
夏たけなわ。
ですので、もうちょっと葉の遊びがあっても良かったかな~。
杜若(かきつばた)は、アヤメ科で青紫色の美しい花を咲かせます。
今は蕾ですが、花が咲いたらより一層素敵な作品となるでしょうね。
葉の曲線が美しいです。
愛知県知立市にある無量壽寺(むりょうじゅじ)の境内に「八橋かきつばた園」という回遊式庭園があります。
ここは、京都のお土産代表の「八つ橋」の名前の由来になった場所とか、、、
毎年、開花時期(ゴールデンウィーク頃)に合わせて「史跡八橋かきつばたまつり」が開催されていて、カキツバタにちなんだ八つ橋を購入することが出来るそうですよ。
2.夏のいけばな作品 三種生け
「三種生け」です。
花材は、
向日葵、オクラレウカ、クジャクソウ
青いガラスの花器に向日葵の黄色が映える、夏らしい作品ですね。
根〆に使われている白い花は、クジャクソウ(孔雀草)です。
クジャクソウは、可愛らしい小花をたくさんつけ、比較的育てやすいお花とされています。
園芸コーナーでもよく見かけますね。
クジャクソウの花言葉は、
「一目惚れ」「可憐」
とのこと。
女性へのプレゼントにオススメのお花だそうですよ!
3.夏のいけばな作品 自由花
「自由花」です。
花材は、
ニューサイラン、クルクマジンジャー、紫陽花、ブルースター
夏のお花が勢揃いした素敵な作品ですね。
水際が見え、ニューサイランがふわっといけられているので、涼しさを感じられます。
クルクマジンジャーは、見た目から分かるように南国の花。
姿形が美しく、トロピカルな印象を与えることが出来る花材です。
夏でも花持ちが良く、他の草木との相性も良いことから、切り花としてよく使われています。
ブルースターは、小ぶりながら存在感のあるさわやかな色彩が映える星形のお花です。
アクセントを効かせてたいときには、もってこいの花材といえます。
4.夏のいけばな作品 立花新風体
「立花新風体」です。
花材は、
ハイビスカス、カラジューム、トルコキキョウ、オンシジューム、ヒペリカム
鉢植えのカラジュームを購入して、いけています。
ハイビスカスとヒペリカムの赤、オンシジュームの黄色、トルコキキョウのピンクと色彩が大変豊かな作品です。
ハート型の葉の模様が美しいカラジュームも違和感なく添えられています。
白い斑模様が多いので、涼し気な爽やかな印象を与えてくれますね。