遠江の国のグランドマザー花使い「あみ」です。
本日は、池坊 いけばな田名網の生徒さんが生けたお稽古作品、自由花、生花の一種生、二種生、杜若と河骨の魚道生をご紹介します。
秋の杜若(かきつばた)も美しいのでぜひご覧ください。
1.いけばな田名網 2024年9月 生花 二種生
「生花 二種生(しょうか にしゅいけ)」です。
花材は、
金芽柳、小菊
今回のお稽古では、花配り(くばり)を使って生けました。
花配り(くばり)は、Y字型になった木の枝で一般的には馬酔木の枝を使用して作り、剣山の代わり「花止め」として使います。
予め花器の直径に合わせて花配り(くばり)を固定し、そこへお花をいけていきます。
花配り(くばり)には、剣山を使用してお花をいけたときとはまた少し違った難しさがあります。
2.いけばな田名網 2024年9月 生花 菊の一種生
菊の「生花 一種生」(しょうか いっしゅいけ)です。
「菊」には昔から邪気を払い、長寿の効能があると信じられてきました。
ですから秋の「重陽の節句」(旧暦の9月9日、今の10月中頃です)には、菊酒や菊を鑑賞して厄払いをします。
秋は菊が美しく咲く季節。
皆さんも菊のお花をいけたり、あちこちで開催される菊展へ出掛けて楽しまれてはいかがでしょうか。
今年も浜松フラワーパークの菊展は、11月初旬から始まるようです。
大輪をで見事なお花を咲かせている菊も小さくて可愛らしいお花を咲かせている小菊もきっと素敵で素晴しいことでしょうね。
3.いけばな田名網 2024年9月 生花 杜若の一種生
杜若の「生花 一種生」(しょうか いっしゅいけ)です。
秋の「杜若」(かきつばた)も大変美しいですね。
一種生、二種生に使われている花器は、「竹花器」「寸胴」「鼎(かなえ)」「御玄猪(おげんちょ)」です。
銅器が最も多く使用されます。
生花(しょうか)はシンプルな生け方なので、誤魔化しがききません。
花材が持つ特徴を生かし、皆さん素敵に生けられていますね。
4.いけばな田名網 2024年9月 魚道生
杜若(かきつばた)と河骨(こうほね)の「魚道生」(ぎょどういけ)です。
美しい作品が出来上がりました。
河骨(こうほね)は花屋さんではあまり見かけませんが、いけばなではよく使われる花材のひとつです。
5.いけばな田名網 2024年9月 自由花
「自由花」です。
花材は、
バラ、ユーカリ、スターチス
変形花器とユーカリの軽やかな葉を生かした素敵な作品が出来上がりましたね。
いけばな教室には様々な花器が用意されています。
お稽古の時はいろいろな花器に挑戦して、お花をいける時間を楽しんでくださいね。
それではまた。