遠江の国のゴールドマザー花使い「あつみん」です。
さて今回は、ヒメガマをつかった三種生をご紹介します。
ヒメガマはソーセージのようなふっくらした形状の穂を持つユニークな花材です。
ぜひご覧下さいね。

生花 三種生
≪花材≫
ヒメガマ、岩ツツジ、トルコキキョウ

夏の水辺を思わせるヒメガマを主材に、岩ツツジとトルコキキョウを取り合わせた三種生です。

ヒメガマのすっと伸びた細い葉の間から現れる、茶褐色の円柱形の穂は、まるで小さな筆や鉛筆を思わせるユーモラスな形をしています。

直線的な葉と、穂のふっくらとした丸みとの対比も魅力です。

ヒメガマは穂の向きや高さを少し変えるだけで、作品全体に動きやリズムが生まれます。
まっすぐ立てるだけでなく、穂の傾きや葉の広がりを生かし、その面白い造形を十分に見せることがポイントです。

そこへ、岩ツツジの枝の繊細な線を添え、ヒメガマの力強い直線に自然な揺らぎを加えます。

さらに、柔らかな花弁を重ねるトルコキキョウを配することで、硬質なヒメガマと枝の線に優しい表情が生まれます。
夏らしい涼感と、異なる形状の響き合いを楽しめる取り合わせです。
花笑 HANAWARAI