遠江の国のゴールドマザー花使い「福桜」です。
新春の候、皆さまにおかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
今年も一日一日を大切に、調和と新しい芽吹きを感じながら歩んでまいりたいと存じます。
自然の移ろいに学び、しなやかに、そして凛として成長できる一年となりますよう願っております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて今回は、池坊 藤田いけばな教室の生徒さんたちがいけた「正月花」をご紹介します。
さまざまなスタイルのいけばなによる華やかな正月花をご覧いただけます。
新年を彩る多彩な作品を、どうぞゆっくりお楽しみください。
1.池坊 藤田いけばな教室 2026年 正月花

自由花の「正月花」です。
花材は、
ストレリチア、ダイオウショウ、ゴット
鮮やかな橙色のストレリチアは、冬の空気の中でひときわ輝き、空へ向かって伸びるようなフォルムが、前向きな一年の始まりを力強く後押ししてくれるようですね。
伝統的な正月素材と調和しつつも、モダンで華やかさのある作品が出来上がりました。

生花 三種生の「正月花」です。
花材は、
ボケ、松、菊
季節の息吹と格調の高さが見事に調和した作品です。
三つの素材が互いを引き立て合いながら、美意識を一つの空間に結晶させた、まさに洗練されたいけばなの魅力があふれる正月花となりました。

生花新風体の「正月花」です。
花材は、
南天、大王松・エピデンドラム
伝統と現代性が見事に溶け合った洗練の一作です。
南天の赤やエピデンドラムの軽やかな色彩が華やぎを添え、それぞれの個性が響き合うように調和しています。
素材の魅力を最大限に引き出しながら、新風体ならではの格調と創造性に満ちた美しい作品です。
2.三支部合同花展 Let’s Begin・・・・花 いけばな池坊展

昨年、遠鉄百貨店にて開催された三支部合同花展はご覧いただけたでしょうか。
季節の深まりを感じる花材と向き合いながら、私も一次展へ出瓶しました。

ツルウメモドキと小菊の「掛花」です。
ツルウメモドキの柔らかく曲線を描く枝と、小菊の控えめで愛らしい花姿が寄り添い、落ち着いた風情を醸し出す上品な一作となりました。


秋のいけばな展は、紅葉や実ものが織りなす造形美となります。
紅葉や実ものがもつ秋特有の趣をどう生かすか思案しつつ、自然の息づかいを表現できるよう心を込めて作品を作っています。

花展へ足をお運びいただき、心より御礼申し上げます。
作品一つひとつに込めた思いや季節の趣を、皆さまが丁寧にご覧くださったことが大きな励みとなりました。
次回は、さらに季節の移ろいを深く表現し、より豊かな世界をお届けできるよう研鑽を重ねてまいります。
再び皆さまにお目にかかれる日を楽しみに、心新たに創作へ取り組んでいきます。
花笑 HANAWARAI