遠江の国のゴールドマザー花使い「あつみん」です。
先日、長年にわたり私たちを温かくご指導くださった、いけばなの師匠 田名網三知代先生を偲ぶ会を執り行いました。

当日は、生前の師匠を知る皆さまが集い、思い出を語り合いながら、在りし日の面影を偲びました。
ご参加くださった皆さま、また温かいお心を寄せてくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
さて今回は、秋のいけばなでユーカリでつかって自由花・生花新風体をいけました。
軽やかな秋のお花をぜひお楽しみくださいね。
1.秋のいけばな 自由花

ユーカリは、丸みを帯びた愛らしい葉と、伸びやかでしなやかな枝の動きが魅力です。
葉の重なりや枝の向きを生かして配置することで、作品に奥行きと自然な流れをつくっています。
鮮やかなピンクッションの花が美しいですね。

現代的で軽やかな空間を表現した作品です。
中央から左右へ伸びる枝葉の動きによって、視線が自然に広がり、二つの花器が作る縦の線が全体を引き締めています。
赤いバラを中心に据えることで華やかさと存在感を出し、紫色の小花が上方への動きを強調しています。

ユーカリの伸びやかな枝ぶりと、赤いバラの鮮やかな色彩を生かした自由花です。
銀緑色のユーカリと情熱的な赤いバラの色彩対比が、互いの美しさを一層際立たせています。
個性的で美しい変形花器の形を生かし、花材と器が一体となるように意識しました。
2.秋のいけばな 生花新風体

白いリコリスの清らかな花姿を主役に、ユーカリと細やかな花を咲かせるリンドウを取り合わせ、生花新風体として構成しました。
リコリスはすっと伸びる茎の動きを生かし、白の軽やかさと伸びやかさを表現しています。

ユーカリの丸葉は面としての広がりをつくり、リコリスの線の美しさを引き立てる役割を持たせました。
リンドウは紫の色彩で全体を引き締めながら、自然な風情を添えています。

それぞれの花材の形態や個性を尊重し、三種の異なる表情が響き合う、現代的で爽やかな生花新風体を目指しました。

ユーカリの愛らしい葉の形と、枝の伸びやかな線を生かして生花新風体に構成しました。
ユーカリの葉は一枚一枚の向きや重なりに変化をつけ、自然な動きとリズムが感じられるようにしています。

鮮やかな黄色の花を添え、ユーカリの柔らかな緑との対比で明るく軽やかな印象を表現しました。
さらにリンドウの紫を加えることで、全体の色彩を引き締め、奥行きを持たせています。
現代的で爽やかな趣のある一瓶を目指しました。

赤目柳は、枝の曲線と芽の表情を生かし、空間へ向かって大きく伸びる動きを意識しています。
そこに、針山を思わせる独特な花姿のピンクッションを配し、鮮やかな色彩と個性的なフォルムで視線を引き寄せました。
丸い葉のユーカリは、赤目柳の線とピンクッションの強い存在感をやわらかくつなぐ役割を持たせています。
葉の重なりや向きに変化をつけ、軽やかなリズムを生み出しました。
花笑 HANAWARAI