遠江の国のゴールドマザー花使い「あつみん」です。
アイミティ浜松のリニューアル工事が終わり、6月から市民文化講座が再開されました。

気軽にチャレンジしていただける「いけばな講座」もあります。
期の途中からの参加も可能ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。
さて今回は、アイミティ浜松いけばな(池坊)の代替え講座、曳馬教室の生徒さん達が2026年5月のお稽古でいけた自由花をご紹介します。
ぜひご覧下さいね。
1.初夏のいけばな 自由花①

初夏の自由花は、花器の選び方ひとつで作品の表情が劇的に変わるところが面白さの核心です。

ガラス花器なら、初夏特有の“涼感”が前面に出ます。
水面の反射が線の動きを軽やかにし、花材の陰影が透けて見えることで、作品全体が風をはらんだように感じられます。

一方、陶器の花器を使うと、同じ花材でも落ち着きと深みが生まれます。
土の質感が植物の生命力を受け止め、初夏の“しっとりとした湿度”を表現しやすくなります。

丸みのある器なら柔らかさが増し、角のある器なら構成の緊張感が強まり、花の存在感がぐっと引き締まります。

自由花は“花材をどう生かすか”だけでなく、花器をどう選び、どう響かせるかで作品の物語が変わります。
同じ初夏の花でも、器が変われば別の季節を語り出すほど。
そこに、いけばなの奥深さと創造の楽しさが宿っています。
花笑 HANAWARAI