片岡いけばな教室|秋の色彩豊かな生花三種生・自由花

片岡いけばな教室_202610_4

遠江の国のゴールドマザー花使い「あつみん」です。

先日、長野に出掛けた際、山すその草むらの中に夏の植物、ホオズキを見つけました。

鮮やかな色と愛らしい姿に心惹かれ、思わず手に取ってみたくなりましたが、今回はその気持ちをそっと胸にしまい、自然のままの姿を眺めるだけに。
そこにある美しさをそのまま大切にしたい、そんなひとときでした。

さて今回は、秋のいけばなで「生花三種生」、「自由花」をいけました。
秋の色彩豊かなお花達をぜひお楽しみくださいね。

1.秋のいけばな 生花三種生

池坊 片岡いけばな教室 生花三種生

生花三種生
≪花材≫
紅葉ヒペリカム、石化エニシダ、リンドウ


秋の深まりを感じさせる紅葉ヒペリカムは、赤や橙に色づいた葉の表情が美しく、季節の移ろいを豊かに伝えてくれます。
その自然な枝ぶりと色彩を生かし、秋ならではの趣を作品の中心に据えます。

池坊 片岡いけばな教室 生花三種生

石化エニシダは、茎が帯状に変化した独特の姿が特徴的で、うねりや広がりのある線が作品に個性と動きを与えます。
直線的な草木とは異なる造形的な面白さが、紅葉ヒペリカムの柔らかな表情を引き立てます。

池坊 片岡いけばな教室 生花三種生

一方、リンドウは凛とした立ち姿と深い紫青色の花が印象的で、作品全体を引き締める役割を果たします。

池坊 片岡いけばな教室 生花三種生

自然の姿を尊重し、花材同士の間に生まれる空間や余白にも心を配ることで、秋の静けさと豊かな実りを感じさせる、格調ある生花に仕上げます。

2.秋のいけばな 自由花

池坊 片岡いけばな教室 自由花

カンガルーポーの個性的な花姿と、しなやかに伸びる茎の線を生かした自由花です。
カンガルーポーは、その名の通りカンガルーの前足を思わせるユニークな形が特徴で、作品に動きと造形的な面白さをもたらします。
異なる形や大きさ、色彩の花材が織りなす対比を大切にし、空間を生かしながら構成することで、自然な広がりとリズムのある、表情豊かな自由花に仕上げています。

池坊 片岡いけばな教室 自由花

鮮やかな赤色が印象的なアンスリウムを主役に、白い実をつけたシンフォリカルポスと木苺の葉を組み合わせた自由花です。
シンフォリカルポスの丸く愛らしい白い実は、赤との美しい色彩の対比を生み、優しく柔らかな表情を添えています。
それぞれの形や質感の違いを生かした季節感あふれる作品です。